昨年2020年からおうち時間の過ごし方のひとつとしてブームとなった韓国ドラマ鑑賞。
日本の流行語大賞にもなった『梨泰院クラス』、『愛の不時着』、『イカゲーム』等の大ヒット作品から過去の人気作・名作を見る人も増えたと思われます。
本記事では2019年放送のドラマ『検事ラプソディ〜僕と彼女の愛すべき日々〜』について紹介していきます。
主演は2020年アカデミー賞作品賞の映画『パラサイト 半地下の家族』で裕福な一家の父親役を演じた渋い美声が印象的なイ・ソンギュンです。
検事ラプソディは考察が楽しいドラマのようです。
今回はネタバレを含む最終回の伏線を回収し、ラストや結末について、最終回のその後の考察について紹介していきます。
早速ご紹介していきたいと思います(#^^#)
検事ラプソディネタバレ最終回の伏線を回収!
ドラマ検事内伝はじめました。検事萌えの身としては避けて通れないドラマ…面白い予感!スーツのアジョシたちがたくさん…イソンギュンさん声が良いですね。
それにしても邦題の検事ラプソディはともかくとして、日本版ビジュアルはどピンクですよ。どうなの?配給会社の人、目を覚まして! pic.twitter.com/3ktIEuWd7b— 슈에리雪梨 (@xxuueellii) November 30, 2020
検事ラプソディのあらすじと最終回で回収された伏線を簡単にまとめていきます。
ここからはネタバレを多く含む内容になります。
あらすじ
主人公イ・ソヌンは韓国南部に位置するジニョンという町にある検察庁ジニョン支庁の刑事2部で働く地元出身の検事です。
所属する検事が12人ほどの小さなジニョン支庁刑事2部にある日、ソウルから「エリート検事」チャ・ミョンジュが赴任してきます。
実際にミョンジュがジニョン支庁にやって来るのは第2話ですが、彼女がやって来ることによって物語は大きく動き出します。
第1話では最終回までつながるキーワード「309号室」の噂が登場します。
刑事2部の309号室に配属された検事は過去5年の間に11人も入れ替わっており、検察庁も辞めたということが続いていて、それは5年前の少女失踪事件「ハイヒールの少女事件」が関係している、少女の幽霊が出ると噂になっていました。
そしてソヌンとミョンジュは同じ大学出身で顔見知りだったということが判明します。
学生時代からお互い良く思っていなかった2人は協力して事件を解決していくうちに良き仕事仲間となっていきますが、ジニョンでの再会もいいものではありませんでした。
そしてミョンジュは、大学を首席で卒業したらもらえるはずの「黄銅尺」をもらえなかったことを今まで悔しく思っていました。
さらにその黄金尺をなぜかソヌンが持っていることが後で発覚し、黄金尺の謎は最終回まで持ち越されます。
ここからは上記でまとめた伏線が最終回でどうなるか簡単にまとめていきます。
「ハイヒールの少女事件」は結論を言うと解決しません。
最終回で手がかりが見つかり、再捜査されるという少し希望がもてる展開になります。
「黄銅尺」についてはなぜソヌンが黄銅尺持っているのかというとソヌンはある人から譲られた形で黄銅尺を持っていて、最終回でミョンジュと一緒に「本来の持ち主」のところへ真相を確かめに行きます。
本来の持ち主はソヌンとミョンジュの同じ大学を首席で卒業した女性で、黄銅尺は無くしたと思っていたと言いました。
彼女は現在検事を辞めており、ソウルからジニョンに飛ばされたことなど検事時代について語ります。
彼女の話を聞いて黄銅尺を譲られたミョンジュは検事として本当に大切なことは何か考え直し、ハイヒールの少女事件の再捜査に取り掛かることを決めるのです。
検事ラプソディネタバレ最終回のラストや結末は?
検事ラプソディ、今12話まで視聴したんだけどすっごく良い!久しぶりに笑った🤣しかもグッとくる所や考えさせられる所もあってバランス良いです。
美味しそうなお食事シーンも満載。
そしてなんと言ってもイ.ソンギュンのイケボ!素敵💕🥰#検事ラプソディ #韓ドラ好きな人と繋がりたい #韓ドラ pic.twitter.com/oVn2ZrYaXF— るるすけ (@RURUSUKE0303) October 27, 2021
ここからは検事ラプソディの最終回(第16話)はどんな結末になるか、ラストはどうなるか、さらに詳しく紹介していきます。
「ハイヒールの少女事件」に関連すると思われる17歳の少女の遺体が発見(しかしDNAの不一致により捜査は停滞)されたり、手がかりになりそうな事情聴取を得られました。
しかし、証言した強制労働の現場から保護された障害者の少女の「同年代の女の子がいたが死んだようだ」という証言は証拠不十分とされミュンジュは一度再捜索は諦めて処理しようとします。
そんな中、ソヌンとミョンジュにどちらか1人を特殊捜査チームへの要請したいとの連絡が入り、部長は2人で話し合って決めるように指示します。
その話し合いでソヌンとミョンジュはソヌンが持っている大学首席で卒業した者に与えられるはずの黄銅尺の本来の持ち主は黄金尺を捨てたのか、無くしたのかと言い争いになります。
ソヌンは持ち主を知っているらしく、2人は持ち主に会いに行って勝負をつけることにします。
「捨てた」ならソヌンの勝ち、「無くした」ならミョンジュの勝ちです。
黄金尺の持ち主はソヌンとミョンジュと同じ大学を初めて首席で卒業した女性でミョンジュの憧れの先輩でした。
彼女は大学時代ミョンジュに「私は女性初の検事総長になる」と宣言していました。 しかし、ソウルで10年以上働いた後ジニョンに飛ばされ、またソウルに戻ろうと必死で働いていました。その後再びソウル行きが決まりましたが、担当していた小さな暴力事件の引継ぎの際に見落としていた点があり、その事件は殺人事件に発展してしまいました。
その後、ソウル行きの直前の殺人事件を防げなかったことと担当した汚職事件で不正をした人々を裁けない結果となってしまったことなどが重なり、彼女は検事を続けられなくなりました。
そして彼女は自分が持っていてもしょうがないからと黄銅尺をミョンジュに託しました。
その後ミョンジュは特殊捜査チーム行きをソヌンに託し、ジニョンに残って「ハイヒールの少女事件」の少女の再捜索に取り掛かることにしました。
一方、ソウルの特殊捜査チームに配属されたソヌンは、証拠は十分揃っているのに積極的に動こうとしない捜査体制に不信感を抱きます。
そのことについて訴えると「情熱的なのはいいが、本当に信念だけで特殊捜査チームに入ったのか?後にここにいたという実績が将来有利になると思ったのではないか?」「個人の感情より検察全体を考えるべきだ」と取り合ってもらえませんでした。
翌日、刑事2部の検事たちがテレビで特殊捜査チームの記者会見報道を見ていましたがソヌンの姿はありませんでした。
その直後なんとその場にソヌンが現れます。
唖然とする同僚たちの前で彼はもうやってられないから戻ってきたと笑いました。
ミョンジュと二人きりになってソヌンは信念をもって頑張っても報われない、自分1人だけの行動で世界が変わるわけではない、理不尽な処分を受けソウルから地方に飛ばされてきたミョンジュもこんな気持ちだったのかと思ったと胸中を語りました。
そしてその後ミョンジュはずっと執着していた黄銅尺を海に投げ捨てました。
ドラマの結末は以上です。
ラストは毎日問題は山積みで多忙ながら仕事に懸命に向き合うジニョン支庁の刑事2部の検事たち、同僚たちみんなで楽しそうに美味しそうな昼食を共にする仲が良い刑事2部の日常が描かれてドラマは終了します。
検事ラプソディ最終回のその後を考察!
検事ラプソディ(검사내전)完走。検事の日常の話。よくある邦題が合わなさすぎる作品😂特に大きな事件が起こるわけではないけどキャラがみんな生きててリアリティある作品。 pic.twitter.com/mIkyOuzg6q
— Rina🌸 (@pinokiorina) October 21, 2021
『検事ラプソディ』最終回後は特に続編の作成、シリーズ化は決定していませんが、多くの人の共感を呼ぶ人間ドラマが好評でシリーズ化を希望する意見も見られました。
最終回のその後はどうなるのか考察できることについてまとめていきます。
最終回のラストでソヌンたちの苦手な刑事1部の部長が支庁長になったと知ってソヌンたちは嘆いていました。
しかしこれからも様々な問題が起きてもジニョン支庁刑事2部では変わらない時間が流れていくだろうと思われるように描かれています。
最終回で描かれた大きな不祥事も、劇的にすべての不正を暴いて解決するということはありませんでした。
もし最終回のその後が描かれるとしたらまず、「ハイヒール少女事件」の失踪した少女の行方が明らかになったり、検事としての信念を大切に事件と向き合ったソヌンたちが評価される結末も期待したいですね。
『検事ラプソディ』は全体を通して「地位や周りからの評価、その他の欲よりも大切なことがある、自分が満足できる人生を歩んだ方がいい」というようなメッセージが描かれていると思われます。
ドラマチックなミステリー要素があり視聴者みんなが考察に熱中するドラマではなく、邦題と日本語版のピンク色でキラキラしたビジュアルから連想されるような恋愛要素もなく、あくまで検事たちの仕事と人生を時にコメディ描写も含みながらリアルに描写することを徹底して作られた人間ドラマでした。
まとめ
今回は韓国ドラマ『検事ラプソディ〜僕と彼女の愛すべき日々〜』についてネタバレを含む最終回 伏線を回収し、結末やラストはどうなったのか、最終回のその後はどう考察できるのか、など気になることについてまとめて紹介していきました。
『検事ラプソディ』の原題は『検事内伝』、元検事の経験があるキム・ウン著のエッセイが原作です。
「検事」という職業はフィクションではかっこよく活躍するイメージが強く、肩書きだけ見ると雲の上のエリート的な存在に見えますが、いつも多忙な中で頑張っても思うように評価されない時もあり、どんな仕事も責任をもって頑張らないといけない、仕事以外でも悩みは尽きない、すべての生きる人々と同じ人間であるということを教えてくれる作品でした。
2年前に放送された作品ですが、頑張っても報われることの方が少ないこと、仕事と子育てに忙殺されるシングルマザー、社会で男性と対等に働くために苦労する社会人女性たちなど、今見ても日本に住む人も共感できる内容になっています。
第7話のみですがKPOPガールズグループKep1erのカン・イェソも出演しているので気になる人はチェックしてみるといいかもしれません。
『検事ラプソディ』は基本的に1つの事件が1話で完結するように構成されてマイペースに視聴を楽しみやすく、結末を知っていても楽しめる作品だと思われます。
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